ABOUT
アマヤドリについて

生き方を、自分で選ぶ
私たちが取り組む社会課題
18歳以上の若者が直面する既存の若者支援制度の空白
日本では18歳で成人となり、児童福祉法や児童虐待防止法など支援制度の対象外になります。
しかし現実は、18歳といえばまだ学生であったり、社会人の入り口の状態であったりと、自立の準備の段階です。多くの若者は、引き続き家庭からのサポートを受けることで、自立への緩やかなステップを踏むことができます。
一方で、何らかの事情で家庭を頼ることができない若者や、家庭から何らかの虐待を受けている若者が、18歳を境に、児童相談所をはじめ、行政の支援や相談先を失う現状があります。
支援制度に頼れず、経済的にも精神的に自立の準備期にある状態で自立を強いられた若者が「そうするしかすべがなく」、望まない孤立状態に陥ってしまったり、犯罪や性暴力に巻き込まれることが実際にあります。「自分は暴力を受けている環境にいる」と気づいた時にはすでに18歳を過ぎていたという例も多々あります。
18歳の壁を越えて、若者を未来につなぐ
現実には今の社会で18歳はまだ、自立の準備期です。
この不安定な時期に家庭からのサポートを受けられない若者が支援制度の枠組みからこぼれ落ち、社会の入り口で追い込まれています。
若者が、自分の生き方を自分で選んでいけるように伴走したい。
アマヤドリは、制度の狭間を超えて若者にサポートを届けていきます。
私たちの目指すもの
すべての若者が
自分の生き方を自分で選べる世界
そんな世界をつくるために私たちは、活動しています。
私たちの活動
私たちは孤立困窮している若者のために 5つの事業を行っています。

相談・課題整理

居住支援
付き添い支援


サポート付き
シェアハウス
情報発信

代表メッセージ
若者の自己選択を支えたい。
自分自身を肯定していくためには、「自分で選ぶこと」がスタートになると思います。
小さなことでも、些細なことでも、「自分のために、自分で選ぶ」という経験の積み重ねが大切です。
“選ぶことができない状況にあり、「しょうがなく」「そうするしかなく」を重ねて、孤立困窮している”
という若者たちに、私たちは出会ってきました。
生きていくために、本当は望んでいた学業や職業などの選択をあきらめざるを得なかった若者が、未来を選ぶことができるように。すべての若者が、自分の望む未来に向けて踏み出せるように。
制度の枠を超えて彼らをサポートするため、制度の狭間にいる若者が、自分の未来を選択できる世界をつくるため、アマヤドリを設立し、スタッフ一丸となって活動しています。

菊池 操
kikuchi misao
一般社団法人アマヤドリ代表、写真家
Blog : https://note.mu/misaokikuchi
2007年千葉大学教育学部養護教諭 養成課程卒業。小学校・高校の養護教諭として、7年間に渡 り多くの児童生徒・保護者への相談活動を行ってきた。18歳を境に支援のはざまで孤立困窮している若者をサポートするため、2020年にアマヤドリを設立。
使命
孤独や居場所のなさを感じている18歳以上の若者が
それぞれの望む未来に向けたスタートラインに立てるよう サポートすること
大切にしている経験
自分で選んだ小さな挑戦と成功を積み重ねること
人から認められ必要とされること
ロールモデルとの出会い
団体名・ロゴにこめた想い
アマヤドリ=雨宿り。雨が降るように、人生には自分ではどうすることもできない辛い体験をすることがあります。少しの雨ならば、濡れてしまうことも経験の一つかもしれません。しかし、冷たい暴風雨の中、たった1人で怖く、命の危険を感じるほど凍える体験は、トラウマになってしまうかもしれません。
そんな時、誰かが傘を貸してくれたら。誰かが傘に入れてくれたら。タオルで温めてくれたら。安全な場所で雨宿りができたら。
冷たい怖い雨の日も、後から思い返すとちょっとだけ思い出になるかもしれません。
大切にしたいのは一緒にいること。そんな思いをこめて、アマヤドリと名付けました。
ちなみに、どんな漢字にもなれる自由自在なアマ。
アマ=雨(人生は時に、雨が降ります)
アマ=甘(甘えられる居場所になっていけたら嬉しいな)
アマ=やどかり(奄美ではアマン=やどかりと言うそうです。あなたの居場所が見つかると嬉しいな)

